よだれの秘密 パート3
まだまだあります、よだれの秘密。
中和・緩衝作用
どういうことか?
細菌が活動しずらくなる環境にするということです。
通常口の中は、ph6.8~7.0で中性を保っています。
甘いものを食べるとPHは酸性に傾きます。
さらに、pH5.5以下になると「エナメル質」が酸によって容易に溶解します。
歯の一番表面にある「エナメル質」は、体の中で最も硬い組織です。
でも、砂糖で溶けてしまうのです。
そんな口の中のphが「酸性」になった環境を「中和」させることを「ph緩衝作用」といいます。
「緩衝作用」の立役者は、よだれの中の「重炭酸塩」や「リン酸塩」です。
食後は「酸性」になりますが、よだれが中和してくれるのです。
食後30~40分程度で、もとの状態まで回復します。
これを「ステファンカーブ」といいます。
間食が多くなるなど「食べ続けること」で、phも酸性に傾いたままになるので虫歯になりやすくなります。
食べない時間があることで、よだれがお口の環境を虫歯になりずらい環境にもどしているのですね。
知らない間に、そんなことをやってのけているよだれです。
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2016年02月24日